現在、おからは食品としてはあまり食べられていません。日持ちがしないため、脱水して保存性を高めたりもされていますが、それはごくわずか。残ったおからはほとんどが廃棄処分されています。しかしエコロジーが叫ばれているいま、なんとかおからを再利用しようという試みがなされているのです。
・おから粉末
保存性を良くするため、高温殺菌してレトルトパックにしたり、乾燥して粉末にしたりしています。おからの食感を良くするために、粉末のおからをさらに粉砕して、微粒子にすることもあります。いまでは100円均一ショップなどにも置いてあるようになりました。
・家畜の飼料
おからには大豆たんぱく質が含まれています。栄養価が高いので、ヌカなどと混ぜて家畜の飼料として使われます。
・有機肥料
おからはたんぱく質が多く、また窒素の含量も多くて、さらにカリウムやリンなどのミネラルも含まれています。肥料の3要素(窒素・リン・カリウム)が満たされているうえ、繊維質も含まれているので、醗酵させれば良質の堆肥となります。
無農薬有機栽培をしている農園などは、遺伝子組み換え大豆を使用しない豆腐屋さんからおからを仕入れ、堆肥にしているところもあります。
・紙やプラスチックに加工
おからには多量の食物繊維が含まれているので、パルプと混ぜあわせて加工すれば、紙や木材の代わりとして使うことができます。プラスチック原料と混ぜあわせれば、生分解プラスチックとして使うこともできます。
・その他
ペット用のトイレの砂として、おからが注目されています。環境にやさしい有機物100%の可燃性ゴミであり、トイレにも流せるタイプが多く、つかいやすいと好評です。